【レポート】『ディヴァインチャージャー』オンリーコン開催!

みなさん、こんにちは。ガチャしてますか!?

最近爆死続きでソシャゲをするのが辛くなってきたNGP広報担当です。

イキルノッテ、ツライネ……。

今回は、2019年4月21日(日)に埼玉県で開催された『神聖課金RPG ディヴァインチャージャー』のコンベンション、『チャー限』にゲスト参加したデザイナー番棚葵から届いた現地レポートをお届けします!

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■始めに

2019年4月21日、埼玉の浦和コミュニティセンターにて『神聖課金RPGディヴァインチャージャー』(以下『ディヴァインチャージャー』)の限定コンベンション、『神聖課金限定コン、略して「チャ-限」』(以下「チャー限」)を、海苔輔氏の主催のもと開いていただきました。
私こと番棚葵と、佐々宮智志も、『ディヴァインチャージャー』制作者としてゲストとして呼んでいただき、楽しい思いをしました!
今回はその「チャー限」についてレポートさせていただきます。

■「チャー限」スタート

JR浦和駅から歩いてすぐの場所にある、浦和コミュニティセンター。
会場についた我々を迎えたのは、「チャー限」のスタッフの皆さま。GMの方々を含め、とても丁寧で親切な対応をしていただきました。
こんなに紳士的な方々なら、作ってくるシナリオもさぞかし真面目で優等生なものだろう。
そんなことを考えながら、「チャー限」用のパンフレットをぺらっとめくって、シナリオ概要に目を通してみると。

・人々の射幸心を煽り続ける奇妙なGACHAを追いかける『ニセモノガチャの謎を追え!』

・ウェーブ神聖王国の法王になるべく、〈法王専用神器〉をコンプリートする『コンプGACHAは罪の味』

・暗黒神の支持率上昇により社会主義が広がり、糾弾されつつあるGACHAを守るべく戦う『やはりGACHAは悪い文明! 粉砕する!』

・目が覚めると迷宮に閉じ込められていて、自分たちと一般人の安全を確保するための国家を作る『迷宮災厄は突然に』

・課金によって生み出される最大の災厄、ゴールドの消失により生まれるデフレスパイラルに立ち向かう『ディバインチャージャーで学ぶ”ハイパー”デフレッスパイラル!!君のゴールドはどこに消えるのか?』

・出生率が低下する国に、運営神が「幼なじみはいいものだろう!幼なじみといちゃいちゃを学ぶのだ!」と神託がくだる『幼なじみはお好きですか!?』

・メスザコスとオスザコスがラブラブな様を見せつけて、「おや可哀相に共に過ごす恋人がいないかい」とか煽ってくる『凶悪!ザコスの恋!! ~平成最後のカップルガチャ~』

※『』内はシナリオタイトルをママ写したものです。

 

  何これすごい

 

どれ1つとして普通のシナリオがない!(褒め言葉)

あまりのファンキーっぷりに、各GMのセンスの高さと、それを回せるだけの貫禄を感じずにはいられませんでした。


また、ファンキーなのは「チャー限」自体もそうで、何とパンフレットにオリジナル称号(条件を満たすと神聖石がPCに与えられるもの)を実装。
関東以外から参加している人がもらえる「課金旅人」、学生である人がもたえる「学び舎の民」など、最大7つの称号(つまり最大で70個の神聖石がもらえる)がついてくる、大盤振る舞い!
これは、参加者も喜んで当然!
実際、到着した参加者たちがパンフレットを受け取ってくすくす笑っていたのは気のせいではないでしょう。
[称号]をそういう形で持ってくるかーと思わず感心してしまいました。

■セッション風景

卓割をスムーズに終わらせて、セッションスタートです。
なお、卓割のシステムは「絶対に参加したい卓に◎、普通に参加したい卓に○」をつける形式ですが、今回は迷った末に○だけを記入する参加者が多かったようです。
それだけどの卓も魅力的なシナリオと判断したわけで、タイトルと概要を見ればそれはそうだろうなと納得の結果でした。
各々の卓の状況は、展開はそれぞれ違うものの、もの凄い盛り上がりを見せたようでした。
何しろ各卓はパーティションで区切られていたのですが、その仕切りの向こう側から時折けたたましい笑い声が聞こえてきたぐらいです。
実は参加者のうち七割が『ディヴァインチャージャー』初心者であるらしく、皆すんなりと楽しめるだろうかと不安だったのですが、杞憂のようでした。

GMもプレイヤーも、民度が高かった。

番棚がGMをする卓でも、ほとんどが『ディヴァインチャージャー』初心者だったのですが、全員がGMの指示に従いながらも自らロールプレイを行うなど、積極的に卓を盛り上げてくれました。
特にボス戦闘で[ファンブル]を5回近く連発し、それでも「これ楽しい」と笑ってくださったプレイヤーさんには本当に頭が上がらない思いです。
他のプレイヤーの方々も「さっさと多額の借金をし、なるべく神聖石を多めに手に入れ[GACHA]を遠慮無く回す」「戦闘において適切な指示を下し、大げさなロールプレイをしてみせて場を沸かす」「高ランクの神器を惜しげなく破壊してダメージを増やす」など、皆さん実に優れた神聖課金戦士っぷりを見せてくれました。
これはどの卓でも同じだったようで、いかに参加者の皆さんのゲームを見極める目と柔軟性が高く、TRPGプレイヤーとして優れていたかを示していると思います。
おかげで大きな事故は発生せず、全ての卓において『ディヴァインチャージャー』を心から楽しめていただけたようで、制作者としても冥利に尽きる結果となりました。 

※上はゲスト参加していたデザイナー・佐々宮智志が撮影した、ダンジョン突入前の[神聖石]の写真。ポーカーチップはカウントで使っているのであって、賭け事をしているわけではありません。〈GACHA〉は神聖な行為。いいですね?(NGP広報)

■終わりに

セッション終了後、熱気冷めやらぬ間に閉会式が行われました。
ここで主催の海苔輔氏が、参加プレイヤー全員に「神器はどこまでの☆(ランク)のものを引けたか」と尋ねます。
なんと、☆4の神器を手に入れた参加者が十人近く、☆5の神器を手に入れた参加者も数人いて、驚きました(通常レベル1のDCなら、1セッションで☆3神器を1回引ければ御の字)。
これはやはり、オリジナル称号による神聖石の増加が効いていたためだと思われます。☆が大きければ大きいほどプレイヤーのモチベーションも上がるので、この辺はお祭り騒ぎが許容されるコンベンションならではの楽しみ方であり、それをふまえてオリジナル称号を用意したスタッフの勝利と言えるでしょう。
事実、閉会式終了後に何人かに感想を聞いてみると、プレイヤーの方々は上気した顔で「GACHAを回すの楽しい」「ライトな世界観が面白かった」「各卓のシナリオの工夫がすごく良かった」と良い笑顔を向けてくれました。
本当に、制作側としては嬉しい結果に終わったわけで、これもすべて「チャー限」を上手に運営してくださったスタッフの皆さま、そして何より遊びにきてくださった参加者の皆さまのおかげだと思います!

私と佐々宮智志も帰りの新幹線内で「またこういうイベントを開いてくれると嬉しい」と盛り上がったものでした。
改めて、「チャー限」に関わったスタッフ、参加者、すべての方々に感謝の念を捧げつつ、レポートを締めさせていただきます。
それでは皆さま、本当にお疲れ様でした!

著:番棚葵